研修内容
服薬指導 頓服薬の話
頓服のお薬ってご存じですか?
簡単に言うと必要な時に飲むお薬です。
一般的な薬って1日3回朝昼夕食後とか規則正しく飲むのが多いと思うんです。でも頓服の薬は”痛いとき”とか”吐き気があるとき”とか不定期に飲むものなんです。そのため残薬(患者さんが持っている残りの薬の数)が分かりづらいという特徴があります。
例えば…
2か月前、1日3回の薬と頓服の薬が処方されていた。
2か月後に患者さんが次の処方箋を持ってきたら「あ~、1日3回の薬はきちんと飲めているんだな。」という予想ができます。しかし頓服の薬は患者さんがどのくらい飲んだのか患者さんに聞かないとわかりません。全く飲まなかったのか、それとも全部飲んでしまったのか、
なので「頓服のお薬はまだ残っていますか?」という質問です。
薬はもちろんお金かかりますし、飲まないに越したことはないですよね。なので頓服の薬が必要ないなら処方をやめてもらうことも大切です。薬学生が服薬指導するうえでこの質問忘れがちなんですよね。残薬があるのかないのかそれも重要な情報ですから聞けるなら聞いておきたいことですね。
学校薬剤師についていった話
学校薬剤師にどんなイメージがありますか?
私はですね、プールの水の清潔を保つ人って感じでした。
それも正解だと理解したんですがそれだけではないんです。
プールの清潔を保つ、水道水の検査、給食室の検査、教室の照度や騒音、CO2濃度の測定とかいろいろあるわけです。そしてもう1つ、薬物乱用防止教室の実施があります。
薬物乱用防止は名前の通りですよね。要は麻薬や覚せい剤を使うのはだめですよって話を学生にするんです。
実習生の私もその薬物乱用防止教室を見学する予定だったんですが、薬剤師の先生に「中学生相手に講演してみないか?」と言われまして講演することになりました。
相手は中学生。大学生で専門知識を学んできた私の常識の単語は中学生に通用しないのです。例えば”副作用”これをどのように説明しますか?
”体に悪い影響を与えてしまう薬の悪い一面”
こんなところでしょうか。言い方は人それぞれだと思いますがいかに簡単に分かりやすく専門用語を説明するか。これを考えている時が一番そのことについての知識がついているタイミングなのかもしれませんね。
中学生相手に講演したときの感想はまたそのうち書きます。
今週の感想
頓服の薬は残薬がどのくらいあるか確認しないといけない。こんなところですかね。